北海道高等学校長協会家庭部会からの要請を受け
家庭科教員対象の体験研修講座を実施しました。
この会の研究テーマは
「心豊かな生活の創造を目指し生徒一人ひとりの能力の伸長を図る
家庭科教育のあり方」 ということですので
当会 宮島理事長が説かれる「日本の服飾文化が形成する日本人の心」
について学んでいただく絶好の機会です。
まずは時代衣裳ミュージアムにて時代衣裳の鑑賞をしていただき、
教科書では見慣れているものの
実物を、しかも着装の場面を間近で見られるとあって、
日頃は教える立場の皆さんの学ぶ意欲が会場にあふれます。
さらに、この日は「体験」研修講座ですから
皆さんに十二単を実際に羽織っていただき、
その重みを体感していただきました。
真剣な“先生”の表情が一転、乙女のように頬を染め“姫君”気分!
きものDo会員の衣紋方は、4着の「空蝉」を用意し、次々に“姫君”たちに着装している様子はまるで“女官”。
着る方・着せる方、
どちらも非日常空間を堪能できたことでしょう!
宮島理事長による講話では
自然の命をいただき、畏敬の念を抱きながら衣服としてきた
日本の服飾文化をとおし
子供たちへ伝えて欲しい礼節や感傷の心について
学んでいただきました。
現在のものとはと違う履物の形状や、袖幅の長さなど
活発に質問を交わされました。
平成25年度より公立高校において
伝統芸術服飾文化を技術家庭科で取り入れるよう
文部科学省より通達があった、ということで
今後も教育機関で取り上げられる機会が増えるのでは…
ご参加の教諭の皆さまお疲れ様でした。
関係各位に心より感謝申し上げます。
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