2011年2月16日水曜日

「着装道」第4回研修会

2月13日
「着装道 宮島流衣紋研修道場」第4回研修会
札幌・小樽・岩見沢地区開催が行われました。

今回はいよいよ時代衣裳の基幹とも言うべき「十二単」の着装を
下準備からひとつひとつの所作を確認しながら仕上げまでを行います。

相モデルで進めるため、着替えのし易いよう「浴衣」姿での研修ですが
礼法の基本「衣紋礼」からきっちりと進めてまいります。

普段のきもの着つけではプロのみなさんも、
手にする機会の少ない衣裳の扱いにはたどたどしさも…

衣裳も重く、「お方様(モデル)」役では身体的にも大変ですが
仕上がった姿には思わずにっこり。

まずは「形」から学ぶ着装ですが、体験することで理解を深め、
所作のすべてに精神が宿るまでに回を重ねて行きたい。
心地よい疲労の中に、新たな決意が芽生えました。

2011年2月6日日曜日

いきな女の江戸ぐらし

2月5日
当会が所蔵衣裳の展示提供をしております
北海道立近代美術館の特別展「浮世絵細見~いきな女の江戸ぐらし」が
開幕しました。

着装道宮島流衣紋研修道場の方々のご協力で
粋な芸者を作り上げ
オープニングに先立ち開催されたセレモニーに出席。

関係各位のご挨拶のあと
「さっぽろ人形浄瑠璃芝居あしり座」による人形浄瑠璃が披露され
平素は閑静な館内に明るい調子が響き渡り、盛り上がったところで
いよいよテープカットへ。
スーツ姿の紳士と並び、芸者衆もはさみを手にしました。

展示室へ入場されるお客様から「こんな機会はめったにないので」と
次々に記念撮影を求められる売れっ子ぶり
美術館にいつもと違う艶やかな空気をお届けできたのでは…

暖簾の向こうには
浮世絵を中心に江戸の粋を生み出した様々な道具類と並び
当会所蔵の「花魁」衣裳が展示されております。

特別展「浮世絵細見~いきな女の江戸ぐらし」は
3月13日(日)までの開催です。
お見逃しなく!