2012年10月8日月曜日

北海道神宮で十二単・束帯挙式

爽やかな秋晴れのよき日
北海道神宮にて挙式のための衣裳着装を担当させていただきました。

衣裳展示などで十二単の着装をする機会が増えておりますが
実際の“挙式”となると気持ちがさらに引き締まり
おふたりの幸せを願って
ひとつひとつの手順をすすめてまいります。

 

神殿にて歩みを進める際
足を運びにくいご新婦さまを気遣い
たびたび振り返りながら
歩調を揃えるご新郎の姿が印象的でした。


互いを思いやる素敵なカップル
末永くお幸せに!


ご両家の大切な瞬間に立ち会わせていただきありがとうございました。



NPO法人日本時代衣裳文化保存会では
十二単・束帯での挙式を希望される方のお手伝いをいたします。
詳しくはコチラ

2012年10月1日月曜日

着装道宮島流衣紋 三年度スタート


十二単に代表される
日本古来の装束を着装するエキスパートを育成する研修道場
発足から3年目を迎えました。

9月22・23日
それぞれに現代きものきつけの指導などにご活躍の51名のメンバーが
宗家 宮島健吉先生より
服飾文化史研究家として多くの文献をひもとき
考察を重ねられた着装技術を伝承いただきました。



宗家自らの手による技術を間近に見られるのは稀なこと
みなさん瞬きさえも惜しむように目を凝らしていました。



「まずは感性を磨いてください」

どうあるべきかが理解出きればその形に向かっていける
美しい所作は“機能美”であり
無駄と無理を省き、必要なものだけが洗練された形。

1年をかけ
十二単、舞妓、京芸妓の着装を学んでまいります。


2012年9月2日日曜日

紀伊國屋書店 衣裳展示終了

8月30日 紀伊國屋書店にて開催しておりました
日本時代衣裳展示「時空を超えて、きものは愛」
大好評のうち終了いたしました。


連日真夏日を記録する7日間の開催期間中
1200名を超える方々がご観覧くださいました。

25日・26日は1Fにて
十二単の着装実演と解説講演を実施いたしました。


こちらも2日間で200名近い方がお集まり下さり、立ち見が出る大盛況。
みなさん裳束や歴史に造詣が深いご様子で
着装後、着重ねた衣裳からすっぽり抜け出る“イリュージョン”では
歓声が沸き起こり


お方様が退去された後の「空蝉」を熱心に撮影されていました。


今回初の試みとなったこの展示
予想を超える反響にわたくし達の今後の活動の大きな励みとなりました。


紀伊國屋書店関係各位 ならびに
設営・着装・受付・撤収・衣裳の整理と
ボランテイアでご活躍いただきました着装道宮島流衣紋のみなさま
誠にありがとうございました。







2012年8月20日月曜日

紀伊國屋書店にて展示と実演


8月25日(土)~30日(木) 紀伊國屋書店札幌本店2Fギャラリーにて
きものDo所蔵の時代衣裳を公開展示いたします。

さらに
25日(土)・26日(日)15:00から1Fインナーガーデンにて
十二単の着装実演と解説講演を実施いたします。

皇族の挙式や映画などで目にする十二単ですが
その成り立ちや着装方法などは不思議がいっぱい。
たくさんの方々に、気楽にごらんいただけるよう
無料にて公開いたします。

この機会にぜひ!!




2012年8月8日水曜日

夏休みこども体験アカデミー2012

憧れのお仕事を体験したり
楽しいワークショップを経験できる小学生向けの講座
丸井今井札幌本店にて開催されました。


日本時代衣裳文化保存会は8月7・8日
「ゆかたを着て日本の文化を学ぼう」に参加
2日間で約100名の小学1~6年生のちびっこが集まりました。

毎年浴衣を着せてもらっている子がほとんど
でも自分で着るのは初めて!



会場には「皇女童形服 細長姿」を展示
浴衣とは違う衣裳をもとに
「どうして長い袴をはいてるの?」の質問に
三択で答えたり。


袴をはいていなくても「おしとやかにしてみましょう」
の先生のかけ声に
みんな、すかさず正座をします。
これには、同伴の父母・祖父母のみなさんも
目を細めてみつめていらっしゃいました。


最後にはお片付けまできっちりと
みんなそろって「ありがとうございました」でお辞儀
思わず拍手で終了しました。


どんな自由研究の発表になるのでしょうね。

大勢の小さなお子さんへの指導は初の試みでしたが
絹の白生地に淡い色が染め上げられたような
ほのかな充実感を得られました。

ひざ痛とともに・・・