2010年9月7日火曜日

「着装道」道場開設!

このたび日本時代衣裳文化保存会では
「着装道 宮島流衣紋」研修道場を開設いたします。

昨年12月にオープンいたしました日本時代衣装展覧室
予想を遥かに上回る高い評価で各方面に受け入れられ、
時代衣裳の着装実演を伴う講演依頼が急増してまいりました。
「着装」は記録として残されることが難しいことから
専門家(衣紋者)を養成する場が不可欠です。
当会理事長である宮島健吉先生の永年にわたる研究の成果である
「技」とそこに存在する「心」を確実に伝え、
作法に則った美しい「形(所作)」を身につけていただきたい…

日本時代衣裳文化保存会会員であり、
京都きものコンサルタント協会認定 きもの教授免許(及び同格の資格)
を有する方ならどなたでも入門できます。

年6回の研修を予定しており、
9月25日(土)・26日(日) 発会式ならびに第一回研修会を開催いたします。

きもの文化の伝承者として、いま、前進です!


(お問い合わせはコチラ

2010年9月6日月曜日

中学教諭のための浴衣講座

8月19日、
北海道技術・家庭科教育研究会の後援による
「和服着装指導者育成講座」を開催いたしました。

中学技術家庭科教諭の皆さんが
実際の教育現場で和服着装の指導を行うため
基本的な知識と技術を身につけていただくプログラムとして
毎回札幌市内・近郊の学校からご参加いただき
今回で5回目をむかえます。

まずは
日本時代衣裳文化保存会理事 佐藤豊朱先生による講義からスタート。
今回は日本の文化をより理解していただくため、
知っているようで意外とわからない事だらけの
「五節供」について学んでいただきました。
人日・上巳・端午・七夕・重陽それぞれの由来や行事、
ひとつひとつの意味合いを改めて考えます。

そして、浴衣の着つけへ。
以前にご参加の方も多く、皆さん比較的スムーズに。
ご自分で着られるようになるのはもちろんのこと
「生徒にはこんな風に言えばわかりやすいですね」と、
実際に指導する場面を想定しながらすすめていらっしゃいました。

さらに今回はマナーとして、
「茶菓の出し方いただき方」をとりあげました。
節供同様、普段あまり意識せずにしている事ですが
動作の意味を理解すると、
「心」がこもり、「形」(見た目)が美しくなります。
実際に和菓子をいただきながらの茶話会となり
みなさんの工夫をこらした授業や今後のきつけ授業の展開など
おおいに話が弾みました。

先生から生徒へ、
着つけを通して美しい日本の心をお伝えしていただけるよう、
きものDoがお手伝いさせていただきます!